爽やかで過ごしやすさを感じる秋が到来。 のんびり週末時間を過ごされる方も、多いのではないでしょうか。
今回、「CRAFT WINE SHOP」では、秋の週末を彩るちょっと特別な日本ワインを揃えました。 ご褒美フードに合わせてはもちろん、読書や映画鑑賞、音楽のお供にも最適なワインです。 秋の週末をプチ贅沢な時間に変えてくれる、おすすめの日本ワインを堪能してみてください。
週末に飲みたくなる特別なワインとは?
やることリストに追われる忙しい平日を乗り越えた先に待っている、楽しい週末。 疲れた心と体をリラックスさせるために、気が置けない友人と食事やおしゃべりをしたり、趣味に打ち込んだり、あえて何もせずにゆったりと過ごしたり、平日の疲れを忘れる時間を楽しんでいるのではないでしょうか。
さて、夏の暑さから解放されてホッとできるこれからの季節、少し贅沢な週末を過ごすのもおすすめです。 大切な人と二人でゆっくり美味しいものを食べながら語らう時間、澄んだ秋空を見ながらのんびりと過ごす時間、読書や音楽、アートをゆっくり楽しむ時間。 そんな秋の週末時間には、ちょっと特別な日本ワインが似合います。
秋の週末に選んでほしい、そんな日本ワインを下記で紹介しましょう。
ちょっぴり高級なスパークリングワイン
気分を高めてくれるワインといえば、やっぱりスパークリングワインです。 グラスから立ち上る泡や果実や花、ハーブの華やかな香り、優しい発泡の刺激と気持ちの良いのどごし。 その存在自体が、もはや特別感を演出してくれます。 そんなスパークリングワインですが、じつは製法にさまざまな種類があることをご存じでしょうか。
- 瓶内二次発酵方式
- シャルマ方式
- トランスファー方式
- 炭酸ガス注入方式
- 田舎方式
これらの製法からつくられたワインはどれもスパークリングワインですが、味わいや香り、熟成能力などに違いがあります。 それぞれの製法には良さがありますが、中でも高級スパークリングワインは瓶内二次発酵方式でつくられている傾向です。 瓶内二次発酵方式は別名「シャンパン方式」、「トラディショナル方式」とも呼ばれており、スパークリングワインの聖地シャンパーニュで伝統的に用いられてきた製法になります。 時間と手間がかかるものの、品質が高く長期熟成が可能なものも珍しくありません。 カジュアルなスパークリングワインと比較すると価格が高めに設定されるものの、泡の持続性や香りの豊かさ、複雑性、余韻の長さなど、間違いなく高い品質が保証されています。 秋の週末を贅沢に過ごすのであれば、同じスパークリングワインでも少し贅沢な瓶内二次発酵方式のワインがおすすめ。
CWSおすすめの瓶内二次発酵方式でつくられた日本ワインが、こちらです。
丹波ワイン/京都丹波 トラディショナル2017
和風のラベルデザインが特別感を演出する、丹波ワインのスパークリングワイン。 この品質で5,000円以下という、コストパフォーマンスに優れた1本です。
『京都丹波 トラディショナル2017』に使用されているブドウはピノ・ブラン15%、トレビアーノ10%、シャルドネ10%を主体に、合計26品種。 全て京都丹波産のブドウです。 伝統的な瓶内二次発酵製法で仕込まれた贅沢な1本で、ヴィンテージも2017年と長期熟成がもたらす優美な味わいを楽しめます。 長い熟成がもたらすパンのイースト香、柑橘のフレッシュな香りが特徴的。 グラスに注がれた泡は驚くほどきめ細やかで、爽やかな酸味も魅力です。 日本ワインらしい優しくエレガントな味わいなので、ワイン通だけでなく初心者の方でも気軽に楽しめます。 和食を中心に、幅広い食事と合わせやすいため秋の週末ブランチにおすすめです。

丹波ワイン/京都丹波 トラディショナル2017
4,180円(税込)
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こだわりの高級ワイン
秋の週末を彩るワインであれば、やはりいつもとは違うこだわりの高級ワインがおすすめです。 高級ワインと一口に言ってもさまざまなタイプがありますが、暑くもなく寒すぎもしない秋の季節であれば、赤ワインが飲みたくなるもの。中でも、“秋らしさ”を演出するのであれば、パワフルすぎるフルボディワインよりも、エレガントでしなやかなフルボディタイプの赤ワインを選んでみましょう。
今、日本の赤ワインの評価が世界的に高まってきていますが、どのワインも、“エレガントさ”が特徴です。 香りが強く、果実の香りが爆発したようなボリューミーなワインというよりは、その土地らしさを大切にした、“テロワール”を表現したワインが多い傾向にあります。
しかし、テロワールを表現したワインを生み出すためにはその土地を徹底的に理解すること、健全なブドウを収穫すること、そのポテンシャルを生かすための高い醸造技術が必要です。 そのため、上記のようなワインはワイナリーにおけるトップキュヴェとしてつくられることが多く、価格も高額になります。 その分、そのワイナリーの哲学をワインが受け取ることができ、また味わいもほかにはない個性豊かで複雑性の高い仕上がりになるのです。
また、爽やかなイメージのある白ワインも樽で熟成させたボリューム感のあるものであれば、秋の週末にぴったり。 こだわり抜いたブドウを使い、白ワインでありながら樽でじっくりと熟成させたタイプは香り豊かでクリーミー、リッチな果実の甘みと樽香をしっかりと感じられる仕上がりです。 もちろん、こだわり抜いているだけあってワイナリーにとっては高級ラインとなり、トップキュヴェとして作られているものも多く特別感ある存在。
ただ、“おいしい”だけではなく、そのワインのこだわりやストーリーも楽しめるところがこだわった高級ワインの魅力。 特別な秋の週末だからこそ、高級ワインをじっくりとグラスで楽しみたいところです。
今回、CWSおすすめするちょっと豪華なこだわりの日本ワイン2選を下記で紹介しましょう。
フジクレールワイナリー/百千 明野シラー 2023
創業60年を超える老舗ワイナリー「フジクレールワイナリー」。
「百千(ももち)」シリーズは、同ワイナリーが先進的なワイン造りのアプローチを採用してワインづくりを行う特別なシリーズです。 北杜市明野町の自社畑で丁寧に栽培された良質なシラー種のみを原料としており、野生酵母、無補糖、無補酸、無濾過、非加熱充填といった自然なつくりをベースとしているところが特徴です。 果実味と樽香の調和を考えてつくられたワインで、フルボディですがエレガントさが際立つピュアな印象があります。 ブラックカラーのシンプルなボトル、ラベルもシンプルかつモダンなデザインで仕上げらた高級感のある佇まい。 日本ワインならではのエレガントさ、しなやかさ、複雑性が楽しめる特別な赤ワインです。

フジクレールワイナリー/百千 明野シラー 2023
8,800円(税込)
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楠わいなりー/シャルドネ 樽熟成 スペシャルキュヴェ 2020
長野県須坂市の人気ワイナリー「楠わいなりー」がこだわり抜いた、シャルドネ。 よく熟したシャルドネを除梗破砕しプレスし、デブルバージュ後、果汁をステンレスタンクで発酵。 その後、なんと約1年樽熟成させた1本です。 さらに樽によって個性が変わるため、よりよく熟成した樽のみを選び、ブレンドして瓶詰めしたというこだわりも見逃せないポイント。 名前通り、楠わいなりーが誇る“スペシャルキュヴェ”です。
ちなみに、「スペシャルキュヴェ」と名の付くワインは、毎年リリースしているものではなく、瓶熟させて飲み頃になってからリリースする直前に試飲を行い、そこでスペシャルキュヴェとなるかどうかの最終判断をしているとのこと。 リッチでありながら繊細で優美、しっかりした酸とミネラルが感じられる最高峰のシャルドネです。

楠わいなりー/シャルドネ 樽熟成 スペシャルキュヴェ 2020
11,110(税込)
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まとめ
秋の週末、ゆっくりと大人の特別な時間を過ごしたいと考えている方も多いはずです。 そんな時は、ちょっと特別な日本ワインがおすすめ。 今回は手間暇かけてつくられた瓶内二次発酵方式のスパークリングワイン、こだわりが詰まった高級赤ワイン、そしてこだわり抜かれた樽熟成させたシャルドネを紹介しました。 食事と合わせて、単体でゆったりと、読書や音楽鑑賞、アート鑑賞など用途も広く充実した時間を過ごせること間違いなし。
ぜひ、秋の週末にワインを探している方は参考にしてみてください。