先日、東京都中央区の日本橋プラザにてCruX主催 いわてワイン振興協議会共催による「IWATE WINE TASTING at TOKYO 2026 いわてワインテイスティング@東京」が開催されました。
首都圏のお酒の卸売や小売店・メディアなど、「ワインのプロ」を対象とした試飲会ですが、当日は約100名が来場。 試飲だけではなく、岩手県から駆けつけた生産者たちのリアルな話もその場で聞くことができる貴重な機会だったこともあり、来場者の多くが全てのブースで試飲・会話を交わしていた姿が印象的でした。
今回、「CRAFT WINE SHOP」では当日試飲で提供された各ブースのワインの中でも、とくにおすすめの商品を紹介。 CWSで購入できるワインなので、ぜひチェックしてみてください。
岩手を代表する参加生産者が勢ぞろい
「IWATE WINE TASTING at TOKYO 2026 いわてワインテイスティング@東京」は、「いわてワイン」の取引の拡大を図るだけではなく、首都圏愛好家が生産者に触れてワインを飲む機会を作ることで、「いわてワイン」の知名度向上を目指し開催されたもの。 今回、下記参加生産者が会場に集結しました。
- エーデルワイン
- 岩手くずまきワイン
- スリーピークス
- 高橋葡萄園
- 神田葡萄園
- 亀ヶ森醸造所
- 涼海の丘ワイナリー
- 大迫佐藤葡萄園
- 自園自釀ワイン 紫波
- KOTO ワイン盛岡
- もんのすけ農園
- アールペイザンワイナリー
- ベアレン醸造所
※敬称略・順不同
老舗ワイナリーから新興ワイナリーまで、岩手ワインの“今”に触れることができた試飲会。 CWSでも購入可能な、各ワイナリーのおすすめワインを紹介していきましょう。
【オンリストワイン販売ページはこちら】
エーデルワイン
岩手県花巻市大迫町の人気ワイナリー、「エーデルワイン」。 国内外で高い評価を獲得する、日本を代表するワイナリーのひとつです。
『五月長根 スパークリング』
エーデルワインおすすめの1本が、『五月長根 スパークリング』。 リースリング・リオンからつくられた旨みと酸味のバランスが良い、魅力的なスパークリングワインです。 リースリング・リオンは、リースリングと甲州三尺をかけ合わせた品種で、その9割が岩手県で栽培されているとか。 フレッシュながら、やや残糖を残したつくりなので飲みやすく、和食全般に合わせやすいおすすめスパークリングワインです。
岩手くずまきワイン
1985年創業、岩手県葛巻町の老舗ワイナリーが、「岩手くずまきワイン」です。 地元産の山ブドウをつかったワインづくりで有名で、ほかにはない個性的かつ高品質な日本ワインを楽しめます。
『蒼-あお-』
岩手くずまきワインおすすめの1本が、『蒼-あお-』。 “蒼”の文字デザインが印象的なエチケットの赤ワインです。 山ブドウ交配種「小公子」を使用しており、山ブドウらしいキレのある酸味が楽しめます。 驚くべきはその果実の凝縮感とエレガントなタンニン。 山ブドウというと鋭い酸味がイメージされますが、全体のバランスが調和する質の高い仕上がりです。 ソースやたれの焼き鳥など、甘辛い系の和食に合わせやすい1本ではないでしょうか。
スリーピークス
岩手県大船渡市のワイナリー、「スリーピークス」。 震災復興と新たなワイン産地としての文化創造を目指し2018年に創業されて以来、三陸の海の幸の幸と抜群に合う質の高いワインを醸し続ける期待のワイナリーです。
『CARTA 2023』
スリーピークスおすすめの1本が、『CARTA 2023』。 マスカット・ベーリーAを原料に、シンプルにつくられた美しい色合いのロゼワインです。 マスカット・ベーリーAらしいチャーミングなアロマ、果実味とさわやかな酸味、ほど良いタンニンなど、フレッシュ&ドライな飲み口は幅広い料理と合わせやすい印象。 とくに醤油を使った和食に合わせやすいとのことなので、日常使いもしやすそう。 「もっとロゼの魅力を広げていきたい」と語る代表の及川氏の思いが詰め込まれた、魅力的な1本です。
高橋葡萄園
岩手県花巻市大迫町で2015年から自家醸造でワインをつくり販売する、「高橋葡萄園」。 エーデルワインでワインづくりを学び、オーストリアなど海外経験も持つ高橋氏が手がけるワインは多くの日本ワインファンを魅了しています。
『リースリング・リオン 2025』
高橋葡萄園おすすめの1本が、『リースリング・リオン 2025』。 岩手県を代表するブドウ品種であるリースリング・リオンからつくられた、クリーンな白ワインです。 リースリングらしい青りんごを想起させる果実のアロマ、甲州らしい柑橘のアロマが感じられるほか、フレッシュな酸味、ほのなか苦味など、同品種の良さが最大限引き出されている1本。 料理のじゃまをしないエレガントな仕上がりで、刺身や寿司、だしを利かせた繊細な味わいの料理と合わせやい、和食店におすすめしたい1本になっています。
神田葡萄園
明治38年創業、陸前高田の老舗ワイナリーが「神田葡萄園」です。 ブドウの栽培からジュースやワインなどを手がける同社では、とくにアルバリーニョなど白品種に力を入れた三陸地域ならではのワインづくりを目指しています。
『リアス ブラン 2025』
神田葡萄園おすすめの1本が、『リアス ブラン 2025』。 『リアス ブラン 2025』は、リースリング・リオンを主原料に甲州もブレンドされたユニークな白ワインです。 品種はそれぞれ低温発酵させ、瓶詰前にブレンド。 甲州の遺伝子を受け継ぐリースリング・リオンに甲州をブレンドさせていることで、和柑橘のニュアンスが前面に押し出されており、フレッシュ&フルーティーに仕上げられています。 果実味もしっかりとしながら、シャープな酸味と苦味でバランスは◎。 2025年ヴィンテージからエチケットがリニューアルしており、ボトル映えも期待できます。
亀ヶ森醸造所
岩手県花巻市大迫町の小さなワイナリー、「亀ヶ森醸造所」。 りんご農家とぶどう農家の2人が立ち上げたワイナリーで、そのこだわりは自然なままの醸造です。 ナチュラルな味わい、原料の個性を大切にした、ピュアで心に染み渡るワインと出会えます。
『白わんだ2025』
亀ヶ森醸造所おすすめの1本が、『白わんだ』。 亜硫酸の使用はなし、ナイアガラを主体に仕込まれたナチュラルなつくりのワインです。 香りは繊細、果実味だけではない複雑性のある風味、後味もすっきりとしておりピュアなブドウの、“ブドウ”の旨さをダイレクトに感じられる1本。 少しクセのある魚介系の料理など、珍味系に合わせやすいおすすめのワインです。
涼海の丘ワイナリー
岩手県野田村に位置する、「涼海の丘ワイナリー」。 美しい海を一望できる丘の上にある夢のようなワイナリーで、岩手県野田村産の山ブドウにこだわったワインを醸し続けています。
『紫雫 MarineRouge ロゼ 2020』
涼海の丘ワイナリーおすすめの1本が、『紫雫 MarineRouge ロゼ 2020』。 早熟の野村種(糖度18度以上の物)を原料に仕込まれたロゼワインで、生産者曰く“日本一濃いロゼ”ではないかとのこと。 たしかにグラスに注ぐとほとんど赤ワインながら、シャルドネ用の酵母で仕込まれていることもあり、爽やかな果実味と酸がきれいなロゼワインに仕上がっています。 海のニュアンスが感じられる塩気も感じるため、魚介類との相性は間違いなし。 中でも、三陸海岸の名物であるホヤによく合うとのことなので、ぜひ一度ペアリングを試してみては。
大迫佐藤葡萄園
大迫佐藤葡萄園は、岩手県花巻市大迫町に位置するワイナリー。 元エンジニアの園主が手がける「スマートワイナリー」として知られており、健全なブドウからクリーンな、“和食似合うワイン”がつくられています。
『ツヴァイゲルトレーベ 2021』
大迫佐藤葡萄園おすすめの1本が、『ツヴァイゲルトレーベ 2021』。 冷涼な気候で高い品質のワインを生み出すツヴァイゲルトレーベを原料に仕上げられた、岩手県のテロワールを反映した1本です。 スミレ、ベリー、スパイスなど複雑なアロマと繊細な口当たり、シャープな酸と引き締まったタンニンが特徴のバランスの良い仕上がり。 しょうゆやみそなど、海外産ワインとは難しいとされる和の調味料を使用した食事と合わせやすい、飲み心地のいい赤ワインになっています。
自園自釀ワイン 紫波
岩手県紫波町でワインを醸す、「自園自釀ワイン 紫波」。 [自園自醸]をスタイルに掲げた、地元産のブドウを原料にテロワールを表現したワインづくりを行う人気ワイナリーです。
『カーブ紫波 リースリング2020』
自園自釀ワイン 紫波おすすめの1本が、『カーブ紫波 リースリング2020』。 ドイツ、フランスのアルザスを筆頭に、世界中で愛されている白ブドウ品種リースリング を使用した1本。 紫波町産リースリングを自社カーブで熟成させた力強さを感じるリースリングで、アロマティックかつ切れ味の良い酸が楽しめる本格的な味わいです。 熟成感のある複雑な風味をしっかりと感じながらも、まだまだフレッシュで爽やかな一面ものぞかせるハイクオリティな仕上がり。 冷やしてはもちろん、常温でも楽しみたいおすすめのリースリングです。
KOTO ワイン盛岡
岩手県盛岡市の南東部の4地域が連携する新興ワイナリー、「KOTO ワイン盛岡」。 ブドウの甘さを活かすペティアンをはじめ、ワイン初心者の方でも飲みやすい優しいワインを醸す注目ワイナリーです。
『KOTOペティアン マスカット・ベーリーA 2025』
KOTO ワイン盛岡おすすめの1本が、『KOTOペティアン マスカット・ベーリーA 2025』。 その名の通り微発泡が楽しめるペティアンですが、マスカット・ベーリーAを発酵初期でストップさせた自然の甘みを残した甘口ワインとして仕上げられています。 チャーミングな香りと甘さもありながら、果実由来のシャープな酸味が残る洗練された甘口ペティアン。 甘めのソースを使用した肉料理、高級スイーツと合わせたくなる、質の高い1本です。
もんのすけ農園
岩手県花巻市の小規模ワイナリー、「もんのすけ農園」。 2021年10月に果実酒製造免許を取得、自家栽培の果実を使用したシードルやワイン、ジュースを手がけるこれからの成長が楽しみなワイナリーです。
『シードル2024』
自家栽培のふじりんごを100%使用した、『シードル2024』。 瓶詰め直前にりんごジュースを加え瓶内二次発酵させた、ピュアで洗練された味わいが特徴のシードルです。 りんごを熟成させることで糖度が高くなり、香りたかくまろやかな味わいに仕上がっています。 ドライな味わいは幅広い食事に合わせやすいですが、シードルは豚肉料理と相性がよいため、豚の生姜焼きやポークソテー、豚の角煮などと合わせてみてください。
アールペイザンワイナリー
岩手県花巻市の社会福祉法人「悠和会」が運営するワイナリー、「アールペイザンワイナリー」。 「花巻クラフトワイン・シードル特区」の第1号として認定されたワイナリーで、質の高いワイン・シードルはもちろん、地域の顔として多くのファンに愛されています。
『シードル ポム・シュクレ 2023』
厳選された自家栽培ブドウをブレンドした、『シードル ポム・シュクレ 2023』。 フジ、ゴールデンラセット、ジェネバなど7種類使用した複雑な香りと風味、キレの良い酸味を楽しめる質の高いシードルです。 完熟リンゴだけではなく、白い花やバニラなどさまざまな要素を楽しめる魅力的な1本。 和洋中、さまざまなペアリングが楽しめそうなシードルになっています。
ベアレン醸造所
岩手県盛岡市にあるビールメーカー「ベアレン醸造所」。 クラフトビールやシードルが主体ですが、ワインを使用したクラフトビールに定評があり、ほかにはない個性的かつ飲みやすいクラフトビールを提案し続ける人気メーカーです。
『Our Hour ロゼスパークリングワイン』
岩手県産マスカット・ベーリーAを使用したワインをスパークリングワインに仕上げた、『Our Hour ロゼスパークリングワイン』。 ワインを醸すのは自園自釀ワイン 紫波で、岩手県のビールメーカーとワインメーカーがタッグを組んだ貴重な1本です。 私たちの時間、スーパークリングを連組させるユニークなネーミングも見逃せないポイント。 ベリー系のアロマ、フレッシュな酸味、心地よい発泡が感じられるほかに、辛口仕上げなので幅広い料理とも合わせやすく使い勝手も◎。 ビール好き・ワイン好き納得の1本です。
岩手のワインを盛り上げよう!
「IWATE WINE TASTING at TOKYO 2026 いわてワインテイスティング@東京」来場者も、岩手県産ワインの質の高さに驚いた様子。 有名ワイナリーも多く点在する岩手県ながら、知られていない新興ワイナリーや小規模ワイナリーもまだまだ多く存在します。
本記事で紹介したワインは「CRAFT WINE SHOP」でも購入可能。
ぜひ、岩手県のワイン文化を一緒に盛り上げていきましょう。
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