あの夏の猛暑から一転、朝晩は寒いと感じる日も増えてきました。 日中も比較的過ごしやすい日があるなど、本格的な秋の訪れを感じ始めた方も多いのではないでしょうか。
さて、秋と言えば食欲の秋をイメージしますが、それに伴い変化が訪れるのが“ワインの 選び方”です。 今回、「CRAFT WINE SHOP」では、“夏ワインから秋ワイン”をテーマに、秋に飲んで欲しい日本ワインを集めました。 秋の味覚に合う、これからの季節にぴったりな日本ワインを楽しんでみてください。
秋と食欲の関係性
食欲の秋という言葉があるように、秋は食欲が増す季節です。 また、食欲の増加と共に食の嗜好にも違いがあらわれます。 食の嗜好が変われば、夏とは違うタイプが飲みたくなるもの。 さらに、ワインに合わせる食材や調理法にも違いが出てくれば、おのずと夏とは別のワインを手に取りたくなります。
ちなみに、気象学上の秋は9月から11月だと言われていますが、私たちが体感的に“秋だなぁ”と感じるのは、最高気温が25℃を下回ったときだそう。 全国的に見ると10月頭くらいに最高気温が25℃を下回り始める日が増えるとのことで、気分的に本格的な秋は、“10月”からスタートすると考えてもよいかもしれません。
さて、そんな“秋到来!”という気分になったとき、なぜ私たちは食欲が増し、食の趣味に違いが出てくるのでしょうか。 そこには、こんな説があるようです。
セロトニンや栄養備蓄
幸せホルモンのひとつとして知られている神経伝達物質に、セロトニンがあります。 セロトニンは日光に当たることで分泌量が増えますが、秋は日照量が少なくなるためセロトニンの分泌量は減少してしまいます。 セロトニンには食欲抑制の作用があるため、その分泌量が夏より減ることでブレーキが効きにくくなるようです。
また、秋は夏の日差しをたっぷりと受けた栄養豊富な食材が多いところも理由のひとつ。 寒い冬に向けて多くのエネルギーを補給したい私たちの体は、おいしく栄養豊富な秋の食材をより魅力的に感じてしまうのです。
ちなみに、セロトニンの分泌量は糖質や炭水化物で増えるそうで、秋に栗やさつまいも、お米、パン、麺類など炭水化物を多く摂取したくなると考えられています。 秋はおいしい食材が増えるうえに、セロトニン不足から糖質や炭水化物をガッツリ欲しくなってしまう。 もはや、私たちは本能レベルで抗えない状況になっていると考えてもよいかもしれません。
気分は秋ワインへ
私たちが秋に炭水化物や糖質をより求めるように、ワインも夏より“ボディ”が強めなものを選びたくなります。 気温が下がると体を温めたいという本能から、アルコール度数も夏より高めのものをチョイスしたくなるかもしれません。
白ワインであれば、香りも柑橘だけではなく桃やりんご、杏、そこに花やスパイスといった複雑な香りのものを選びたくなりますし、テクスチャーも強めのもの、複雑でリッチなアフターを感じるものを手に取りたくならないでしょうか。
赤ワインも冷やしておいしいライトボディではなく、ピノ・ノワールやカベルネ・フラン、樽熟成させたマスカット・ベーリーA、メルロー、冷涼産地のシラーなどミディアムボディタイプに自然と目がいくようになります。 ロゼワインは通年通して飲みたいワインですが、鮭ときのこのバターホイル焼きのような強めの料理に合わせて、タンニンをしっかりと感じる赤ワイン寄りのタイプを選びたいところ。
また、オレンジワインは秋にぴったりなワインで、まるで紅葉のような外観と絶妙な強すボディ感、ほのかに走る苦味の後味は秋らしさ満載です。 少々、クセのあるきのこを使った料理にも合わせやすいですし、味噌、醤油、みりんなど和の食材にも合わせやすい万能ワインとして活躍してくれます。
食欲の秋だからこそ、選ぶワインも秋仕様にシフトチェンジさせてみてください。
CWS厳選!秋に飲みたい日本ワイン!
そろそろ、秋ワインを選びたい。 そんな方へ向けて「CRAFT WINE SHOP」が、秋におすすめの日本ワインを3選選びました。 ぜひ、秋らしい料理とも合わせて楽しんでみてください。
瀬戸内醸造所/三原ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン 2023
「旅するワイナリー」を目指す瀬戸内醸造所。 「三原の小さな葡萄園 仏通寺ぶどうRocto」内、瀬戸内醸造所用ぶどうの委託栽培区画のみのブドウでつくられた、“フィールドブレンド“のワインです。 2023年は、よりソーヴィニヨン・ブランの個性を感じる爽やかさに仕上がっているほか、厚みのある果実であるセミヨンらしいのびやかなアフターも魅力。 テクスチャーはトロリとなめらか印象で、秋らしいリッチなボディ感を楽しめる1本です。 ブドウの果実感を残すために粗濾過で仕上げているところも、満足度を高めているポイントです。

瀬戸内醸造所/三原ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン 2023
税込 4,400円
信州たかやまワイナリー/STW113 カベルネ・フラン 2020
小粒のカシス、野いちごを思わせるピュアな甘酸っぱさ、そしてすみれのような可憐なアロマが魅力のカベルネ・フラン。 ライトボディよりのミディアムボディでありながら、カベルネ系統らしい複雑さとスパイシーさ、そして繊細ながらリッチなテクスチャーが魅力の品種です。 クリーンで品質の高いワインを醸し続ける信州たかやまワイナリーが手がけるカベルネ・フランは、品種特徴をしっかりと感じさせる1本に仕上げられています。
しかし、日本ワインらしく優しく繊細で、和食との相性は抜群です。 きのこ、根菜、鶏肉などを煮込んだ料理、たれで煮詰めた料理など、こっくりおいしい食材と料理と合わせてみてください。

信州たかやまワイナリー/STW113 カベルネ・フラン 2020
税込4,950円
河内ワイン/KIEI 駒ヶ谷デラウエア オレンジ 2023
関西を代表する老舗ワイナリー、河内ワインが手がけるオレンジワイン。 美しいオレンジ色の外観は、紅葉の季節にぴったりな存在感。 駒ヶ谷で収穫したデラウェアを3週間皮ごと漬け込んで醸し発酵した、色味鮮やかなオレンジワインヌーヴォーで、ほどよいボディ感に仕上げられています。 複雑な香りときれいな酸、ほのかな苦味は、多種多様な料理と合わせやすくフードフレンドリー。 秋に旬を迎える魚料理、炊き込みご飯、根菜類の料理とぜひ合わせてみてください。

河内ワイン/KIEI 駒ヶ谷デラウエア オレンジ 2023(オレンジ)750ml
税込2,750円
まとめ
秋は、食欲が増進する“グルメ”な季節。 ワインも夏よりは少しパワフルなものを選ぶことで、ペアリングの幅が広がってくるはずです。 おいしい料理と秋ワインがある毎日。 ぜひ、CWSおすすめの秋ワインと共に、秋の味覚を思う存分楽しんでみてください。