ふとした瞬間、バニラアイスが無性に食べたくなる。 そんな方は多いかもしれません。 爽やかな冷たさと濃厚な口どけ、ミルク特有の甘さ。 バニラアイスを一口食べるだけで、強烈な幸福感を感じることができます。
さて、そんなバニラアイスでチャージできる幸福感を増大させたいと思ったことはないでしょうか。 そんな方におすすめしたいのが、「アイス×ワイン」のペアリングです。 今回、「CRAFT WINE SHOP」ではアイスと日本ワインをテーマに、バニラアイスと合う日本ワインを集めました。
さらに、アイスとワインのペアリングが楽しくなるアレンジ方法もお伝えします。
アイスとワインは合う!
「アイス×ワイン」と聞いて、“本当に大丈夫なの?”と感じた方も多いかもしれません。 しかし、アイスクリームにウイスキーをかけるとおいしいように、組み合わせを意識すればワインとアイスは抜群の相性を示します。
今回は、アイスの王道「バニラ」とワインのペアリングを中心に解説していきましょう。
アイスとワインを合わせるコツ
アイスとワインのペアリングを考えるとき、ワインが持つ個性をどのように利用するかを考えます。 アイスの甘さと食感、酸味、濃厚さとワインを調和させるか、より甘さを際立たせるか、さっぱりさせるのか、ペアリングの方向性を決めていきましょう。 バニラアイスは、ミルクの濃厚な風味やバターを思わせるリッチな風味、爽やかな酸味が特徴です。 個性的ながらシンプルで繊細な味わいであるが故に、タンニンと酸味が強すぎるワインを合わせるとバニラアイスの魅力が消えてしまうかもしれません。
あくまでバニラアイスの味わいを補完するか、同調させるかが鍵になるでしょう。 バニラアイスとワインを合わせる際、一般的には下記のようなワインがおすすめされています。
- やや甘さを感じさせるスパークリングワイン
- 甘さと酸味のバランスがとれた上質な甘口ワイン
- シェリーなど
- オレンジワイン
これらワインがバニラアイスに合う理由を、詳しく解説します。
バニラアイスに合うワイン
バニラアイスにナッツや蜂蜜、アプリコットのニュアンスが加わることをイメージすると、甘口ワインとの相性が良いことがイメージできます。 また上質な甘口ワインは酸味もシャープであることから、バニラアイスのリッチな後味を洗練させてくれるはずです。 シェリーなど、アルコール度数がやや高く濃厚で甘みを感じるフォーティファイドワインはドライフルーツ、蜂蜜、ナッツ、チョコレート、コーヒーの香りを持つため、シンプルなバニラアイスにリッチなニュアンスをプラスします。
そしておすすめなのが、スパークリングワインです。 柑橘、熟した核果実、蜂蜜の風味、ブリオッシュのような香ばしさ、爽やかな酸味がバニラアイスの風味を引き立てます。 爽やかな泡と酸味も、バニラアイスの甘さを中和して洗練された味わいを生み出すポイントです。 ただし注意点として、アイスにスパークリングワインを合わせる場合、辛口過ぎず甘口過ぎないものを選ぶ必要があります。 ブリュットナチュールのようにドライ過ぎるものは、バニラアイスの濃厚な味わいや口当たりのバランスが崩れてしまいますし、甘口過ぎるとバニラアイスの繊細さが壊れてしまうからです。 そのため、一般的にはやや甘口か中甘口程度のものがよく、ドライであっても果実味が豊かなスパークリングワインがおすすめされています。
さて、バニラアイスにはこれらワインがおすすめされていますが、オレンジワインとの相性も抜群です。 オレンジワインは、オレンジピールのような柑橘のニュアンスやアプリコット、スパイスのニュアンスを感じるため、バニラアイスにアクセントがプラスされたような印象になります。 また、爽やかな酸味やほろ苦さが後味をさっぱりさせてくれるため、バニラアイスをすっきりとさせてくれるでしょう。
それにプラスして、オレンジワインの中にはやさしいバニラの香りを感じるタイプもあり、風味の部分で完璧に調和します。 バニラアイスとワインを合わせる際、これらワインをベースにすればアレンジも簡単。 選んだワインに合うフルーツをバニラアイスに添えるなどすれば、さらに複雑でリッチなペアリングを叶えることができます。
バニラアイス以外のワインペアリング
アイスにはさまざまな味わいがあり、それぞれに合わせたいワインがあります。 バニラアイス以外のワインペアリングについて、下記で簡単に紹介していきましょう。
ストロベリーアイス
ストロベリーアイスに合うワインは、辛口のロゼワインまたはロゼスパークリングです。 フレッシュなベリーの香りや風味を感じられるロゼワインだけに、ストロベリーアイスとは相性抜群。 シャープな酸味もよく合います。
ピスタチオアイス
ナッツの風味豊かなピスタチオアイスには、リースリングなどのドライな白ワインがよく合います。 ワインがナッツの香りを引き立てるだけでなく、ワインもリッチな印象に格上げしてくれるペッックが楽しめるでしょう。
レモンアイス
レモンアイスは、柑橘のニュアンスだけでなく、フローラルでミネラルのニュアンスを感じさせる白ワインがおすすめです。 樽のニュアンスがプラスされたリッチさのあるシャルドネ、ハーバルで爽やかなソーヴィニヨン・ブランとの組み合わせも魅力的でしょう。 プロセッコのような、発泡が柔らかく爽やかな柑橘を感じさせるスパークリングワインもおすすめです。
コーヒーアイス
コーヒーフレイバーのアイスには、赤ワインが最適です。 カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのブラックチェリーの香り、樽由来のクローブやスパイス、ブラックコーヒー、ダークチョコレートのニュアンスは完璧にマッチします。
チョコレートアイス
チョコレートアイスにも赤ワインを選びたいところですが、タンニンが強すぎるドライでフルボディタイプは避けましょう。 チョコレートアイスを食べた後に、口内に渋みがしっかりと残ってしまうとアイスの魅力が半減します。 ジンファンデルのような、ベリーのニュアンスとパワフルさがありながら、果実味豊かでタンニンもシルキーなものだと合わせやすいでしょう。 もちろん、シェリーやトウニーポートなどのフォーティファイドワインとの相性は抜群ですでの、間違いのないペアリングを楽しみたい方はこちらをチョイスしてみてください。

バニラアイスに合わせたい日本ワイン3選!
「CRAFT WINE SHOP」が、バニラアイスに合わせてほしい日本ワインを厳選。 今回、大人気レディーボーデンのバニラアイスとのペアリングを想定しました。 よりバニラアイスとワインのペアリングが楽しめる、アレンジも紹介します。
丹波ワイン/てぐみ 白
京都の人気ワイナリー丹波ワインが醸す、白泡『てぐみ』。 デラウェアを原料に、国産ぶどうを用い、酸化防止剤を一切使用せず濾過もせず、生詰めでつくるこだわりの1本です。 ブドウ本来の複雑味や果実味、酵母の香りが豊かで、バニラアイスの甘さとほどよく調和しながら洗練された後味を演出します。 バニラアイスに白桃、洋梨、シャインマスカットなどを合わせることでワインの果実味がより際立つほか、ヨーグルト味が感じられる、ワンランク上のペアリングに。 まずはそのままで合わせた後、フルーツをプラスする2つのペアリングを楽しんでみてください。

丹波ワイン/てぐみ 白
税込2,090円
Domaine Kyoko Hosaka/デラウェア オレンジ 2024
山梨県の注目ワイナリー、Domaine Kyoko Hosaka。 韮崎市穂坂町自園ブドウであるデラウェアを果皮ごと発酵した、オレンジワインです。 ジャスミンの花やダージリン、中国茶といったオリエンタルな香りが特徴で、シンプルなバニラアイスがぐっと華やかな印象に変化させるペアリングを楽しめます。
また、バニラアイスに干し柿やシナモンを加えることで、より相性がアップ。 甘酸っぱさと自然な甘さ、シナモンが放つ独特のスパイスの香りが、ワインとバニラアイスのブリッジとなり、複雑なペアリングが楽しめます。 ちょっぴり大人な、「アイス×ワイン」の組み合わせを求めている方におすすめです。

Domaine Kyoko Hosaka/デラウェア オレンジ 2024
税込3,630円
ナゴミ・ヴィンヤーズ/Labrusca Frizzante 2025
長野県東御市のワイナリー、ナゴミ・ヴィンヤーズ。 『Labrusca Frizzante 2025』は、東御市和(かのう)地区の自社畑で栽培されたナガノパープルを主体につくられた赤のスパークリングワイン。 イタリアの弱発泡ワインであるフリッツァンテの名のように、優しく繊細な泡が心地よい1本です。 ピノ・ノワールやシャルドネも使用されており、2025年ヴィンテージは少し大人のニュアンスに仕上がっています。 バニラアイスにベリー系のソースをプラスしたような、爽やかなペアリング。 おすすめは、バニラアイスを食べたら『Labrusca Frizzante 2025』を飲む、といった交互ペアリグです。 就寝前のご褒美ペアリングとして、楽しんでみてはいかがでしょうか。

ナゴミ・ヴィンヤーズ/Labrusca Frizzante 2025(赤泡)750ml
税込2,932円
まとめ
意外な組み合わせと思いきや、組み合わせ次第でおいしく楽しめる「アイス×ワイン」。 定番であるバニラアイスは、幅広いワインと合わせられるため、日常的に挑戦しやすいはずです。 その時の気分によって泡にしたり白にしたり、オレンジワインにしたり、いろいろなペアリングを楽しんでみてください。