これからやってくる寒い季節、赤ワインが欲しくなるという方も多いのではないでしょうか。 気温がグッと下がる冬の季節は温かく濃厚な食事が増えてくることもあり、ワインも、“ボディが強め”のものを選ぶ機会が増えていきます。
今回「CRAFT WINE SHOP」では、冬の訪れに向けて、今飲みたい日本の赤ワインを揃えました。 寒い冬を心から温めてくれる魅力的な日本ワインを、ぜひお試しください。
寒い冬に赤ワインが飲みたくなる理由
冬には、ふしぎとボディが強めの赤ワインが飲みたくなります。 春はロゼ、夏は爽やかな白ワインやスパークリングワイン、秋はミディアムボディの赤ワインやリッチな白ワインなど、季節に合わせたワイン選びができるところもワインの楽しみでしょう。
そして、今回は冬に飲みたくなるワイン。 冬には、なぜ力強さを感じる赤ワインが飲みたくなるのでしょうか。
冬の食事と合わせやすい
冬になると、食卓に並べられる料理も温かくこってりしたものが増えていきます。 ビーフシチューやロールキャベツ、牛肉や豚肉などを長時間煮込んだもの、ポトフなど、“ほっこり”する料理が食べたくなるものです。 さらに和食であれば、すき焼きを始めとする鍋料理、豚の角煮、甘辛く煮付けられた煮魚、煮物などが食卓に並びます。 冬は脂肪分の多い食事が増えることから、無意識にその脂肪分を分解するタンニンが豊富な赤ワインを選びたくなっているのかもしれません。 もちろん、白ワインにもフルボディタイプのものがあり、シチューやちゃんこ鍋、かにしゃぶなどと相性が良いため、そちらも料理によっては選びたくなるでしょう。
ただし、少しボディ感が強めの赤ワインはアルコール度数が高く、味わいの特徴から常温で飲まれることが多いため、体を温めてくれる作用が期待できます。 温かい部屋で、温かくこってりした味わいの料理を食べながら、心も体もほっこりしたい。 そんな時には、私たちはボディ感の強い赤ワインを選びたくなるのです。
冬の夜時間にぴったり
冬は屋外で過ごすより、温かい屋内で過ごす時間が増える季節です。 とくに冬の夜は、温かい部屋でのんびり好きなことに没頭しながら過ごす時間が何よりの至福だという方も多いのではないでしょうか。 そんな時、欲しくなるのが心と体を満たしてくれるワインです。 中でもフルボディの長期熟成タイプの赤ワインは、それ単体でも満足させてくれる力強さを持っており、充実した冬時間を過ごすことができます。 アルコール度数も高く、パワフルな味わいだけに、じっくりと時間をかけて飲み進めることができるところも魅力です。 また、フルボディタイプでなくても、複雑性のある赤ワイン、香り高い赤ワイン、余韻が長くしっとりとした気分にさせてくれる赤ワインも、冬の夜時間に最適でしょう。 もちろん、お休みの日に窓際から舞う雪を眺めながらリラックスしている時などにも、充実感を与えてくれる上記のような赤ワインはぴったりです。 寒い季節、ワイン好きの「心を満たしてくれるもの」。 それが、ボディ感の強い赤ワインなのではないでしょうか。
CWSおすすめ!今飲みたい冬にぴったりな赤ワイン3選
ここからは、「CRAFT WINE SHOP」がおすすめする、今飲みたいおすすめの日本の赤ワインを紹介していきます。 冬の訪れとともに飲んでほしい、おすすめの赤ワインを揃えました。 ぜひ、チェックしてみてください。
八ヶ岳はらむらワイナリー/NOMAZA 2023
『星降る里』で知られる長野県の原村に位置するワイナリー、「八ヶ岳はらむらワイナリー」。 冬の訪れにぴったりな赤ワインが、『NOMAZA 2023』です。 ワイン名の「NOMAZA」は、諏訪地方の方言で、「飲もう」と誘いかける方言である「飲まざぁ」にして由来して名付けらたもの。 親しみを込めて誘いかける言葉とのことで、冬時間をほっこりさせてくれる存在になってくれそうです。 『NOMAZA 2023』は、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、山ぶどうをバランスよくブレンドして仕込まれたもので、ややミディアムボディの柔らかな酒質。 シャープな酸味が残されており、タンニンもまろやかで複雑性のある味わいを楽しめます。 晩秋から初冬に移ろうとしている季節に飲みたい、そんな1本です。
岩の原葡萄園/マスカット・ベーリーA 2021
日本を代表する黒ブドウ品種マスカット・ベーリーAの故郷である「岩の原葡萄園」が手掛けた赤ワイン。 原料ブドウは、マスカット・ベーリーA100%で、品種の可能性を最大限引き出す贅沢なつくりで仕上げられています。 マスカット・ベーリーAらしい華やかな香りとスパイシーさ、熟成がもたらす複雑な香りがリッチな印象です。 口当たりはやわらかく、優しい味わいとシルキーなタンニン。 中でも特筆すべき、余韻です。 エレガントで優美な果実香が、長く、長く続きます。 軽いボディ感をイメージさせるマスカット・ベーリーAですが、フルボディよりのミディアムボディなので、リッチさをしっかりと感じられる1本。 こってりした冬の料理と抜群の相性を示すおすすめの赤ワインです。
シャン・クレール/グルナ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロー 樽熟成 2017
北杜市明野のテロワールを表現する、今注目のワイナリー「シャン・クレール」。 そのシャン・クレールが醸す、冬の訪れにぴったりな赤ワインが、『グルナ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロー 樽熟成 2017』です。 猫のエチケットが愛らしい赤ワインですが、味わいはパワフルでエレガント。 柔らかさを感じるメルロー、骨格を感じるカベルネ・ソーヴィニヨンがバランスよくブレンドされており、豊かな果実味とまろやかな口当たり、シャープな酸味とシルキーなタンニンが完璧なバランスで融合しています。 シャン・クレールのワインは爽やかな酸味が魅力で、抜栓後少しずつその表情を変化させていくところが特徴です。 濃厚な料理との相性は抜群ですが、中でも柚子胡椒や山椒、スパイス系の料理との相性が良いため和風スペアリブと合わせやすいでしょう。 ソース系との相性も良いので、お好み焼きもおすすめです。
まとめ
冬がやってくると、無意識に力強い赤ワインを手に取りたくなるもの。 こってりした料理との相性の良さはもちろん、温かい部屋でほっこり冬時間を楽しむ時など、赤ワインをゆっくり飲みながら過ごしたくなります。
「CRAFT WINE SHOP」では、そんな冬の訪れに飲みたい日本ワインを紹介しました。 今飲んでほしい、注目の日本の赤ワインばかりです。 ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。


