CruX主催「ArtisanWinegrowers Nagano」で感じた長野ワインの可能性!CWSおすすめワインも紹介!
先日、東京都中央区の日本橋プラザにてCruX主催の試飲会「ArtisanWinegrowers Nagano(アルチザン・ワイングロワーズ・ナガノ)」が開催されました。 同試飲会は、⻑野県内の⽣産地域・⽣産者の特⾊と多様性を市場に訴求し、持続的な販売拡⼤と⻑野県産ワインのブランド向上に結びつけることを⽬的としてもの。 第1部は業務店向け試飲商談会、第2部を⼀般向け試飲イベントとして開催され、当日は多くの来場者で賑わいました。 日本ワインの一大産地として知られる長野県だけに、現在は80を超えるワイナリーが点在。 その中でも厳選された13ワイナリーが会場に集結しました。 今回、「CRAFT WINE SHOP」では当日試飲で提供された各ブースのワインの中でも、生産者自身がおすすめする商品を紹介します。 CWSで購入できるワインなので、ぜひチェックしてみてください。

長野県を今を表現する13ワイナリーが集結
「ArtisanWinegrowers Nagano」では、長野県内の注目ワイナリーが集結。 厳選された、下記13のワイナリーが自慢のワインを振る舞いました。
- Domaine KOSEI
- サンサンワイナリー
- LeMilieu
- キリノカ
- のらのらふぁーむ&ワイナリー
- ヴィラデストワイナリー
- 信州たかやまワイナリー
- 佐藤果樹園
- Reve de Vin
- 楠わいなりー
- ジオヒルズ
- マンズワイン
- イルフェボー
※敬称略・順不同
日本ワインファンに人気の老舗ワイナリーから、新興ワイナリーまでがそろったことで、来場者も長野ワインのポテンシャルの高さを感じとることができたのではないでしょうか。 では、CWSでも購入可能な各ワイナリーがおすすめするワインを下記にて紹介していきましょう。
Domaine KOSEI
日本を代表するメルローを醸す、Domaine KOSEI。日本ワインの第一人者である味村興成氏が2019年に設立したワイナリーで、長野県塩尻市片丘地区で世界に比肩するメルローを醸し続けています。

ドメーヌ・コーセイ/塩尻片丘メルロー バレルエイジド 2021
ドメーヌ・コーセイおすすめの1本が、『塩尻片丘メルロー バレルエイジド 2021』。 厳しいヴィンテージだったと言いますが、果実味とまろやかな口当たり、シルキーなタンニンが楽しめる仕上がりです。 同ワインは、メルロー醸造家として第一人者である味村興成氏が特別に選定した樽から日本ワイン専門商社CruXが比較試飲の上選抜した、各ヴィンテージ最上級のキュヴェ。 フレンチオークで熟成された華やかな風味もプラスされているほか、驚くほどの凝縮感も。 長野メルローの理想が全て詰め込まれた、日本ワインファン必飲の1本です。
サンサンワイナリー
サンサンワイナリーは、長野県塩尻市柿沢にあるワイナリー。「農福連携」の取り組み、日本ワインコンクールにて金賞を受賞する高品質なワインづくりなど、長野ワインの未来を牽引するワイナリーのひとつとして注目されています。

柿沢シャルドネ樽熟成 2024
サンサンワイナリーがおすすめする白ワイン、『柿沢シャルドネ樽熟成 2024』。 自社畑柿沢のシャルドネをフレンチオーク樽で発酵・熟成させたリッチなつくりですが、その味わいは極めて繊細です。 あえて新樽を避けることで樽の魅力は残しつつ、シャルドネ本来の爽やかさとミネラル感、シャープな印象がフィネスを形成します。 花梨や金木犀の華やかな香りとバターのニュアンス、酸味が心地よく気持ちを華やかにさせてくれるシャルドネ。 生産者曰く、チーズ、生ハムメロンと合わせてほしいとのことです。
LeMilieu
長野県安曇野市にあるワイナリー、Le Milieu(ルミリュウ)。ソムリエの斎藤翔氏と醸造担当の塩瀬豪氏の2人が2018年に創業したワイナリーで、高品質なワインとシードルを醸します。Le Milieuは、フランス語で「真ん中」を意味しており、食卓の中心に置かれるワイン造りを目指しています。

SPARK JOY シードル
LeMilieuからは、長野県安曇野ふじのリンゴを二次利用してつくられたシードルを紹介。 とにかく爽やかでシャープな酸味が特徴のシードルで、まるでレモンサワーのようにカジュアルに楽しめます。 夏場は氷を入れてよりさっぱりと。 サステナブルな取り組みを続けるだけでなく、味わいのつくりにも遊び心を感じさせるLeMilieuらしい1本です。
キリノカ
ピノ・ノワール、シャルドネを100%使用したプレミアム・ブランド・ワインを醸すワイナリー、キリノカ。2024年に長野県上伊那郡に開業した新興ワイナリーながら、そのクオリティの高さにより、国内のワイン愛好家たちから一目置かれる存在となっています。

ドメーヌ・キリノカ ピノ・ノワール ロゼ キュヴェ 鴇羽 2025
キリノカのおすすめワインが、『ドメーヌ・キリノカ ピノ・ノワール ロゼ キュヴェ 鴇羽 2025』。 ドメーヌスタイルでつくられたピノ・ロゼで、シリアスな緊張感を楽しめるハイクオリティな1本です。 セニエスタイルで醸しされマロラクティック発酵の後、ステンレスタンクで熟成された贅沢なつくり。 フランスのマルサネを思わせるスタイルのピノロゼで、和食であればタコや梅肉と、カジュアルにピザとの相性も楽しめる仕上がりです。
のらのらふぁーむ&ワイナリー
長野県内でもワイン銘醸地として知られる、東御市。同市に2011年に設立されたワイナリー が、のらのらふぁーむ&ワイナリーです。ワインやシードルの生産を中心に、良質な商品と上質な体験を、カジュアルな価格で実現することを目指しています。

信州の甲州2023
のらのらふぁーむ&ワイナリーからは、長野県では珍しい甲州種を使用した1本が登場。 ほぼ栽培されていない甲州種を利用した、挑戦的な1本です。 エレガントな香り、シャープな酸味、アプリコットを思わせるニュアンスも感じさせます。 ほうじ茶をイメージさせるようなつくりで、日本人の繊細な味覚に合わせた仕上がり。 醤油を使用した料理がおすすめですが、ペアリングは和洋折衷なんでもOKです。
ヴィラデストワイナリー
ヴィラデストワイナリーは、長野県東御市にある日本を代表する高原ワイナリー。自社畑のブドウのみで造るドメーヌスタイルのパイオニアとしても知られており、創業者がエッセイスト・画家の玉村豊男氏であることも有名です。

ピノ・ノワール 2020
ヴィラデストワイナリーがおすすめするのが、『ピノ・ノワール 2020』。 東御市は、日本で数少ないピノ・ノワールの有望な産地されており、同ワイナリーでは2006年がファーストヴィンテージ。 15回目のリリースとなる同ワインは、赤系果実はもちろん、好ましい熟成が進んだピノ・ノワールらしい紅茶やきのこの香りを楽しめます。 これだけの熟成を経ても、酸味は驚くほどシャープで引き締まった印象。 じわりと感じるうまみと余韻に、ポテンシャルの高さを感じます。 自社畑が標高850mに位置しており、担当者様も恵まれた環境で育ったピノ・ノワールだと絶賛していました。
信州たかやまワイナリー
長野県高山村にある2016年設立の信州たかやまワイナリー。世界品質のワイン用ブドウ生産地として知られる高山村で設立されたワイナリーで、高山村産のブドウを使い、栽培から醸造まで一貫したワインづくりを行います。そのクリーンで奥行きのある味わいに、ファンも多いワイナリーです。

シャルドネ 2022
信州たかやまワイナリーからは、高山村を代表するシャルドネを使用した1本を紹介。 果実の熟度が素直に表現された、ふくよかさと爽やかな酸味、複雑ながら温かみを感じる果実味が楽しめる仕上がりです。 まるでオーケストラのように複雑な風味が絡み合いながらも、驚くほどにクリーン。 研ぎ澄まされた存在感を放つ、日本を代表するシャルドネです。
佐藤果樹園
長野県高山村・須坂市に位置する、佐藤果樹園。高品質なワイン用ぶどうの栽培とワイン造りを行う家族経営の生産者で、日本食に合うフレッシュなワインを醸す、今後も注目したいワイナリーのひとつです。

Rosso マザーバインズ 2020
佐藤果樹園からは、日本でも珍しいイタリア品種で醸された『Rosso マザーバインズ 2020』を紹介。 メルロー、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、アリアニコなどスーパータスカンスタイルのブレンドがユニークです。 棚栽培でイタリア品種を栽培するという実験的なアプローチも、ワインファンを楽しませてくれるアプローチ。 トマト系のパスタやハンバーグなど、洋食の日のお共に楽しみたい1本ではないでしょうか。
Reve de Vin
長野県高山村でブドウ栽培・ワイン醸造を行うワイナリー、Reve de Vin。冷涼な気候を活かしたシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどの白ワイン、メルローなどが評価されている、世界品質のワインを醸しています。

レーヴドヴァン シャルドネ樽熟成 2024
Reve de Vinおすすめの1本が、クリーンな味わいが魅力のシャルドネ。 フランス北部産オーク樽を使用、樽香をつけすぎずバランスの良さを追求した1本です。 ブドウ本来の果実味とシャープな酸味、乳酸を消さない樽熟テクニックが、Reve de Vinらしさ。 口に含むと、いきいきとした酸味とともに果実味が広がり、なめらかな質感の中に樽の香ばしさが心地よく溶け込みます。 和食以外の力強い食事とも合わせられる、万能タイプのシャルドネです。
楠ワイナリー
長野県須坂市に位置する人気ワイナリー、楠ワイナリー。2011年に自社醸造を開始しており、オーナーである楠茂幸氏はオーストラリアで修行を積んだワインづくりに造詣の深い人物。和食に合う高品質なワインづくりで、多くの日本ワインファンに支持されています。

ブラックレーベル スパークリング
楠ワイナリーからは、自社畑で栽培されたシャルドネとピノ・ノワールから仕込まれた、ロゼスパークリング『ブラックレーベル スパークリング』を紹介。 熟成感のある少量のリザーブワインをブレンドしていることで、フルーティーで奥行きのある複雑な味わいに仕上げられています。 ガス充填でつくられているため、驚くほど繊細で心地良い飲み心地。 雑味を一切感じないクリーンな仕上がりで、繊細な和食との相性も抜群です。 とある飲食店様も、フランス産ロゼよりも『ブラックレーベル スパークリング』を選ぶほど、フードフレンドリーな1本となっています。
ジオヒルズワイナリー
長野県小諸市にある「風の吹く丘」を意味するワイナリー、ジオヒルズワイナリー。老舗温泉宿「中棚荘」が母体のワイナリーで、1階が醸造所、2階がカフェになった小高い丘の上の施設として観光客からも人気です。

アン・サン・スパークリング2021
ジオヒルズワイナリーからは、『アン・サン・スパークリング 2021』を紹介。 ベトナム語でÁNH SÁNG(アン・サン)は星や光を意味しており、ラベルにも星がデザインされています。 ピノ・ノワールを63%使用しているため果実味と力強さを感じる仕上がりとなっており、そこにシャルドネのシャープな酸味が加わるエレガントな仕上がりです。 瓶内熟成4年、デゴルジュ後約3ヶ月が経過したシャンパーニュ製法のスパークリングワインなので、泡立ちも繊細で長く、口当たりも繊細。 シャンパーニュスタイルの、ハイオクリティなスパークリングワインをお探しの方は、ぜひチェックしてほしい1本です。
マンズワイン
キッコーマンが1962年に創業した日本の代表的なワイナリーブランド、マンズワイン。「日本のぶどうによる、日本のワイン造り」を理念に掲げており、クリーンで高品質なワインで知られています。小諸ワイナリーは、欧州系品種を中心に栽培・研究を行い、日本のトップクラスを目指すワイン造りを行っています。

千曲川 マスカット・ベーリーA ビオロジック 2023
日本ワインファンお馴染みのマンズワインがおすすめする1本が、『千曲川 マスカット・ベーリーA ビオロジック 2023』。 垣根栽培で4割が有機栽培だというマンズワイン。 同ワインには、自社有機栽培管理畑、マンズレインカット式の垣根仕立てのマスカット・ベーリーAが使用されています。 ブドウ本来の味わいを愚直に表現することを目指した醸造で、野生酵母での発酵、フレンチオークの古樽で約13ヶ月間育成するなどこだわりが詰め込まれた1本です。 果実とスパイス、花、シルキーなタンニン、驚くほどに贅沢な味わいのマスカット・ベーリーAを楽しめます。
イルフェボー
長野県千曲市にある地域密着型のワイナリー、イルフェボー。千曲市初のワイナリーとして地元のぶどう栽培とワイン造りを行っています。イルフェボーは、フランス語で「いい天気」を意味しており、地域が明るく気持ちよく住みやすい場所になるようにという願いが込められています。

エトワール シャルドネ スパークリング 2024
イルフェボーが醸すワインの中でも絶大な人気を誇る1本が、『エトワール シャルドネ スパークリング 2024』。 自社と契約する千曲市産のシャルドネで仕込まれており、ガス充填ならではの果実味がしっかりと表現されたスパークリングワインに仕上がっています。 シャルドネ独特のミネラル感、程よい酸味と溌剌とした泡立ちで爽やかな味わい。 はちみつやマンゴーなど、南仏系のシャルドネを思わせる華やかな1本です。
長野ワインはまだまだ、おいしくなる!

ちなみに、今回のイベントには生ハム侍こと菅野亮介氏も出展し、長野の工房の極上生ハムをその場でカッティングするパフォーマンスを展開。 長野産ワインと長野の生ハムとのペアリングを通じて、長野県の食の奥深さを体験できた貴重な機会でした。
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さて、イベント来場者の多くはワインづくりの哲学、それぞれのテロワール、そして和食との相性の訴求、新たな領域への挑戦など、目の前のワインを味わうことだけでなく、その背景のストーリーに強い関心を示しているところが興味深いポイントでした。 長野ワインは、まだまだこれからも成長する、おいしくなる。 「ArtisanWinegrowers Nagano」は、誰もがそう感じることができた、貴重な試飲会だったのではないでしょうか。 本記事で紹介したワインは「CRAFT WINE SHOP」でも購入可能。 ぜひ、長野ワインを一緒に盛り上げていきましょう。